エアー直行便
珈琲豆は生産国により収穫時期が異なることによって、旬(日本茶で言う新茶)があります。その時々の最盛期にクオリティーの高いグリーンビーンズを空輸(一般的に船便2ヵ月~3ヶ月)して当店ならではの焙煎で煎り上げ、鮮度にこだわった季節感あふれる旬珈琲をご愛飲ください。
その年により産地が変わる事もあります。
ブルマス・デル・スルキ農園はコスタリカセントラルバレーに1880年に開かれた3代120年の歴史ある農園です。
コーヒー農園を守るためにはスペシャリストになることが必要だと感じた農園主アルバラード氏は、早くからハニーコーヒーに積極的に取り組み始めました。自身の農学者の経歴を活かし、糖度分析を取り入れ、どのような方法が最もベストな品質になるかを研究しています。
この農園では、ミューシレージを残したまま乾燥させており、完熟のコーヒーチェリーのもつ甘味が十全に引き出された香り高いコーヒーが精製されています。これは小さいながらも、自前のウェットミル・乾燥場をもち、丁寧な作業がすみずみまで行き届く単一農園だからこそ出来ることです。
農園主のフアナ・ママニは同農園初代のコーヒー生産者で、彼女は16歳の時にコーヒー生産を始め、23歳の時【カップ オブエクセレンスBolivia 2007】にエントリー、堂々2位に 入賞し当時の国内最高価格で落札されました。
この農園はカラナビ地方の1500m付近の気候的にも非常に恵まれた場所に位置します。
農園は有機認証を受けておりませんが、化学肥料、農薬は一切使用しておりません。
アンデス山脈の奥地にあるペルー北部サンペドロ村にあります。サンペドロ村は約1年前まで車道さえ通っておらず、馬やバイクが唯一の交通手段でした。村への車道が通じてからは、積極的に農業の生産指導を受け、水洗設備や天日乾燥設備を充実した結果、今ではJAS有機やレインフォレストアライアンス認証を取得するに至っています。 また、この地方はアマゾン川流域の湿気を含んだ豊富な降雨量と赤みをおびた鉄分豊富な土壌のおかげで、南アメリカ随一の高品質珈琲を生み出す自然環境を備えていると同時に、アンデス地方ではほとんどその姿を消してしまった貴重な伝統品種であるブルボン種が人知れず育て続けられています。 今回の空輸便はこの貴重なブルボン種だけを丁寧に手摘みで収穫し、収穫後も珈琲がもつ甘味を損なうことのないよう丁寧に時間をかけて精製処理して頂きました。